真夜中のプロジェクト

国立研究開発法人ジプシーのぼんやりした日記

読書

翔んで埼玉(映画感想文)

誕生日なので有給を取る。 直近に買ったソニーのWF-SP900は今年の誕生日プレゼントということにしよう。 天気が良かったのが幸い 午前中から出かけることにした。 川崎でランチホルモンを食べようとしたら以前何回か行ったことのある店はランチ営業はやめて…

百瀬、こっちを向いて。(読書感想文)

・中田永一 カバーに惹かれて購入。 恋愛もの短編集で、一冊まるまる一つの話ではなかった。 もうおっさんなので琴線に触れるとか昔を思い出すとか言ったことはなかったけど 短編集な分、細切れの時間を使って割と楽に読めた気がする。 4篇の短編でどれも主…

探偵が早すぎる(読書感想文)

・井上真偽 以前読んだ、その可能性は既に考えたがラノベっぽくて面白かったので(ここで言うラノベっぽさとはオッドアイだけどそれだけで理由がない主人公探偵とかそんなキャラクターが出てくるという意味でイラストが豊富な文庫本という意味ではない) 違…

あの家に暮らす四人の女(読書感想文)

・三浦しをん 以前読書を通じて知り合った人が三浦しをんをよく読むと言っていたので何となく読んだ(私自身としては舟を編むに次いで2作目、今放送中のTVアニメ風が強く吹いているも毎週楽しみにしてるけど) 以前から女性の描写が独特だなと思っていたので…

謎の毒親(読書感想文)

・姫野カオルコ 帯に辻村深月の推薦文が書いてあったので買ってみた。 主人公光世に対する両親の対応が毎回酷くて読んでいて途中で気分が悪くなってきた。 オムニバス映画と言っただけで怒鳴られて謝らせられるとか、自分の子供を不細工だと言い続けるとか …

夫のちんぽが入らない(読書感想文)

・こだま コミカライズ、ドラマ化と話題の作品、紀伊國屋書店アドホックコミックフロアにコミカライズ版と共に平積みされていたので文庫版を買って読んだ。 事前に大学院の後輩が読んだという話は聞いていたけどそのときに感想は求めなかったので先入観は一…

天才はあきらめた(読書感想文)

・山里亮太 クズ山里の部分は昨年末のしくじり先生特番で話していた内容より薄いのであれを見た後だとクズの部分はそれほどでもなかった。 何よりもまず、他人への嫉妬や怒りを自分が前進するパワーに変換するという頭の切り替えが出来る精神力は脱帽の一言…

ボクたちはみんな大人になれなかった(読書感想文)

・燃え殻 初回限定のカバーにあいみょんの文字があったので彼女の著作かと思ってしまったが違った。 筆者は私とほぼ同世代なので20代だったころの狂乱の時代が描写されていて共感できることが多く、また情景の表現が独特で美しく最初の数ページを読んだだけ…

サラバ(読書感想文)

・西加奈子 上中下の3巻構成で大分長いがサラッと読めた。 私はどうも西加奈子はハマらないのだが、母はいつも面白いというのでやはり好みというのは出るなぁと思った次第。 主人公の男性がイケメンで最初はブイブイいわしていたのに、30過ぎて剥げてきてそ…

裏オプ JKビジネスを天国と呼ぶ女子高生12人の生告白(読書感想文)

・高木瑞穂 久しぶりに風俗ネタの本を買って読んだ。 著者は名前から女性かと思って手に取ってみた。同姓ならではの共感できるインタビューかと思っていたけどプロローグで一人称が僕だったので男だと判明。 女性だからといって風俗・水商売実録もので印象深…

オーダーメイド殺人クラブ(読書感想文)

・辻村深月 直前に読み終わったマイケルサンデルが読みにくくて苦痛だったので積読の中から次は好きな作家にしようと最初から思っていたのでこれにした。 中二の少女小林アンが親と喧嘩したり、クラスで無視して虐められたりして(フリクリのコメンタリーで…

これから「正義」の話をしよう(読書感想文)

マイケルサンデル 何度か買っては途中まで読んで売ってしまったり捨ててしまったりしていたのだけど 漸く最後まで読んだ。 哲学の本なので、本書で書かれている正義について正解は提示されないので 感想文は書きにくいし読みにくかった。 世の中には様々な考…

AV女優、のち(読書感想文)

安田理央 Kindle版を購入。 最近は本にカバーをかけない派なので電車通勤中の読書で表紙が見えるとちょっと恥ずかしいタイトルなので電子版は良かった。いつの間にかたまっているAmazonポイントで少し安くなるのも良いね。 00年代デビュー女優7名のインタビ…

VTR(読書感想文)

チヨダコーキ(辻村深月) 彼女の著作「スロウハイツの神様」の登場人物が書いたラノベという体裁で書かれていて、解説も登場人物の赤羽環名義になってる。 薄いので割とさらっと読めた、ラストでわかる主人公の素性などは彼女特有の見せ方で ああ、なるほど…

かがみの孤城(読書感想文)

辻村深月 本屋大賞受賞作は毎年買ってみて自分に合わない事が多かったのですが 今年はファンの辻村深月が大賞受賞したので多分大丈夫だろうと思って購入。 ハードカバーは重たくて持ち歩けないので連休を使って一気に読んでしまった。 やはりそのくらい面白…

ロックオブモーゼス(読書感想文)

花村萬月 導入から一寸衝撃的だった、地味子な主人公桜ちゃんは高校をダブってるけどスタジオミュージシャン等で既に名が出ているモーゼと出会っていきなり大麻を吸ってしまうエピソードには度肝を抜かれた。 それでどうなるんだろう?と思い始めて読むスピ…

その可能性はすでに考えた(読書感想文)

井上真偽 またミステリを買ってしまった。 帯とか裏表紙で面白そうと思ってしまうのはミステリが多いんだよね。 探偵がオッドアイである理由は大塚英志がその昔解説していたように全く意味はなかった。長身の青髪、嫌でも目立つ赤のロングコートだけでキャラ…

夜は短し歩けよ乙女(映画感想文)

NetFlixに降ってきたので見てみた。 四畳半神話大系もそうだけど原作を読まずにいきなりアニメを見てしまうと 世界観が一寸異質で面食らうと思う。 ただまぁ原作を読んだ後なので、映像化するとなるほどこんな感じだったのかと 納得する場面多数。 原作を読…

噂は噂 壇蜜日記4(読書感想文)

・壇蜜 3を読み終わったので引き続き読んだ。 今作で一応終わりだそうでそのことに本人もとてもショックを受けていることが書かれていて愛読者としても続きがもう読めないと思うと少し残念だった。 ただ、金が欲しいから引き続き日記は書いていくとも書かれ…

泣くなら、ひとり壇蜜日記3(読書感想文)

・壇蜜 4も出ていたので一緒に購入した。 1の時は始めて彼女の裏側が見られたような気がして面白かったのだけれど2を読むころにはネガティブな感情が多すぎて疲れないかな?と心配になったりした(臭いとかそんなに頻繁に言われるのだろうか?) 3も引き…

キャプテンサンダーボルト(読書感想文)

・阿部和重、伊坂幸太郎 共著というので最近にしては珍しい(知らないだけかも)と思ったのと 現在活躍中の若手作家なのも珍しく感じたので手に取ってみた。 文庫だと上下巻、それぞれの巻末に文庫書下ろしの事前と事後の短編エピソードが追加されてます。 …

Just Because!(読書感想文)

・鴨志田一 先週アニメをイッキ見して気に入ったので原作本も買ってみた。 瑛太と美緒の心の動きが細かく描写されていてどのシーンで相手が気になりだしたとか言うことが手に取るようにわかる反面、その他のキャラクターについはアニメと違って瑛太や美緒と…

最低。(読書感想文)

・紗倉まな AV女優紗倉まなの処女作 変な場所に読点「、」が打ってあって読み、にくいので読むテンポが一寸崩れる。 (こんな感じ) 女性目線でAVに出ることになる人とその家族や周囲の人の話で意図してなのか借金のためとか騙されてとか言うネガティブな動…

スロウハイツの神様(読書感想文)

・辻村深月 ハケンアニメ文庫版の対談ページで作者が以前に書いたクリエイターの話だと言っていたので買ってみた。文庫だと上下巻。 椎名町に伝説のトキワ荘のようなスロウハイツというクリエイターとその卵が集まるボロアパートが舞台 5人のクリエイターと…

職業としての地下アイドル(読書感想文)

姫乃たま 社会学者の宮台真司の推薦文帯付 タイトルは凡庸なうえ、内容を的確に表してはいないが 地下アイドルとそのファン百数十人規模にアンケートをとってそれ以外の人々を「一般人」と称して内閣府などの調査資料と比較する社会学の標準的なテキストだっ…

誰も語らなかったジブリを語ろう(読書感想文)

押井守 TVブロスの人気企画を纏めたもの。 アナログテレビ時代は番組表代わりにずっとTVブロスを買っていたのでうっすらと覚えている。 編集長が変わるたびに少しずつ雑誌としてのカラーが変わるのである時からパタッと購読を止めてしまっていた(とはいえ常…

もっとモテたいあなたに 女はこんな男に惚れる(読書感想文)

大泉りか 二村ヒトシとの対談があるというのに惹かれて購入 彼の「全てはモテるためである」はなかなかためになったと思ったのでこれはどうだと思ったので買ってみた。 女性作家で女性向けの官能小説を書いている方らしい。 さらっと読んでしまったけど、薄…

How Google Works 私達の働き方とマネジメント(読書感想文)

ビジネス書はサラリーマン向けのラノベ と言ったのはラノベ読みの後輩 言い得て妙か。 Googleには個人情報全部渡してる奴隷なのでそれなりに楽しく読めた Googleがいかにして成長してきたか、その考え方が延々と書かれているので 起業志向のある人にはきっと…

そしてボクは外道マンになる

・平松伸二 現在単行本で2巻まで出てます。 平松伸二の半自伝的作品、昔からあるジャンルですが自分が読んでいた作家の自伝が目に付くようになってきました。等と言いつつ漫画にハマったのは私は二十歳過ぎてからなので平松伸二は全く作品を読んだことが無か…

厭世マニュアル(読書感想文)

・阿川せんり 表紙が浅野いにおのイラストだったので手に取ってみた。 帯には森見登美彦の推薦文があったのもなんとなく決め手になった。 常にマスクをしていないと落ち着かない20代女子の「くにさきみさと」が主人公 大学を卒業して就職も内定出ていたのを…