真夜中のプロジェクト

国立研究開発法人ジプシーのぼんやりした日記

読書評

読んだのでアウトプットせねばという義務感。

 

岡田斗司夫の愛人になった彼女とならなかったわたし

タイトルに惹かれて購入。

内容は暴露本ではなく、サークルクラッシャーだった過去を持つ著者の経験をもとに

オタサーにごく近い立ち位置に居る最近の男女の恋愛事情を解説している本でした。

つまりこのタイトルは釣りで私がまんまと出版社側の営業戦略にハマったということ。

まぁ良いけど。

 

後半の章で著者自身が惚れた男性に貯金を切り崩して貢いでいたという件がどこかで

見覚えがあると思っていたら、このブログの著者の方でした。

岡田斗司夫愛人問題が熱く取り沙汰されていたころに情報を巡回していて見つけたブログで面白そうな記事をかいつまんで読んでいたのを思い出しました。

 

著者曰くBlogの大幅加筆修正だということですが、Blogはつまみ読み程度しかしていなかったので、私にとっては内容は新鮮で良かった。

また、タイトル通りの暴露本であったのなら一回読んで終わりで絶対に二度は見ない本だったと思うがこの本は示唆にとんだ部分もあるのでもう一度位は読む機会があると思う。

 

情報過多の今の時代、メディアはこぞって恋愛の甘い部分を強調してくるが

コストパフォーマンスとしては最悪の部類に入る人間関係、ひいては男女関係を構築すること、傷つくことに怯えている現代の若者の状況や、それでも恋人が欲しいHがしたいという恋愛の甘い部分には興味があり享受したいくせにそこに至るプロセスは無駄だと感じ、なるべく手間を掛けずに甘い汁だけ吸いたいと思っているという部分、どこそこのケーキを食べたいという女性の発言に対し女性をその店に一緒にいくデートに誘うのではなく、その店に自分は行ったことがあるというエアツイートをして実は女性から誘って欲しいと思っている等

身に覚えがある内容が多くて読みながら何度も唸ってしまった。

 

結局空から理想の女の子が降ってくることは無いし、サークルの可愛い子をさっさとゲットしているクズ野郎はクズではなく女性を喜ばせる努力を自分の見えないところで続けていてその結果彼女をゲットしているのでさっさと言う程には短期間ではない筈であるとか、100%理想の恋人像を持った相手など脳内にしか居ないという現実、話し合いで相互理解を深めていく努力をしようという結論と読書感想は参考文献として上げられている既読の「最貧困女子」「中年童貞」を読んだ感想とも一致する。

 

相手といろいろな話をしないとダメで、会話が出来ない映画をデートで使うのはもってのほかだと同僚の女性や年上の女性から指摘されたこともあり、なるべく会話をするよう心がけるようにしている。

思っているだけでは伝わらないので考えていることをちゃんと話そうという様にして信頼関係を構築していく様、心がけを変えてから最近とても若い彼女ができたというまとめで一旦終わるw