・監督稼業めったぎりー勝つために戦え
自称弟子との対談形式になっているので、彼の地の文よりは読みやすい。
文庫化にあたって追加された項もあるのでお買い得。
大ヒット作が出てしまうと誰でもそれに引っ張られてしまって好きなものが作れなかったり、失敗した時の周りの失望が大きくて次回作が作れなかったりする。
それよりもポテンヒットどころかペイラインを超えたぐらいのぎりぎりラインを毎回目指すことで死ぬまで映画を作り続けることが出来るから自分はそうしているというのが彼の言う監督業の勝敗論
スカイ・クロラは私にとって映画館で上映中に寝てしまった初めての作品だったのですが、宣伝も凄かったし赤字にはなっていないそうで・・・
まぁでも実写版パトレイバーがやっぱり面白くなかったし、次があるのかどうか?
彼曰く、TVのシナリオやらゲームやらいろいろやって生き延びた過去があるのでまたそうなるのだろうか?(この文庫本自体が食い扶持になっているのかw)
本人は死ぬまで作れるしそのスキームに入りつつあると思っているので、いつかやっぱりスゲーって思える作品を見たいものです。