・ガソリン生活
文庫のカバー裏に書きおろしのサイドストーリー
寺田克也による登場人物?紹介チラシがおまけというか付録というか折り込みチラシ風に入っていた。
チラシはネタバレがあるので本編読後にしましょうみたいなことが書いてあったけど
それほど大きなネタバレもないので、半分ほど読んだ時点で見てしまっても良いかと思った(人物じゃない登場キャラクターもいるのでそれが出てきたあたりでもう大丈夫でしょう)
ということで以下ネタバレ
車が意思をもって(しかし自由には動けない)車の目線で語られる物語。
車がこんな風に感じていて、それがもし持ち主だけにでも判ったら楽しいだろうなぁと思いながら読んでた。
ミステリーぽい事件があり、それに絡んで危機に陥るハラハラするシーンがあり
スカッとするシーンがあり、子供の世界の話もあり、夫婦間の話もあり、人間の行動がすべて車から見える場所もしくは車内の中から語られるて変わった視点から見られたので新鮮な気持ちで、文庫本としては結構分厚いので買ってからしばらく積んでいたのですが読み始めたら面白くてかなり早く読めてしまいました。