真夜中のプロジェクト

国立研究開発法人ジプシーのぼんやりした日記

島はぼくらと(読書感想文)

・島はぼくらと

辻村深月

 

瀬戸内海の架空の島(冴島)に住む高校生の男女4人の話

といっても恋愛でドロドロとかは無いし、島でののんびりした生活とか

気候の良さそうな処(Iターンで島に来ている登場人物もいるくらい、良いところ)

が目に浮かんで実際に行ってみたくなった(架空だけど)

 

幻の脚本を探すとか、医者のいない島で子供が病気になるとか、本土に渡って音信不通になっているおばあちゃんの友達を探すとか、受験とかそんな話が続いていく。

 

高校は本土にあるのでフェリーで通い、ダイヤの都合で放課後の部活動に参加できないとか、島には中学までしかないし早い子は高校から本土で一人暮らしをしてしまうので親子でいられる時間が15年だと割り切って(というか覚悟して)暮らしている島の母親たちとか、兄弟の契りを交わすとか。

 

理想的な田舎って感じで良いなぁと思って読んでいた(多少のいざこざはあったりするけど、そんなのどこでも一緒だしね)

 

最近の本を選ぶ自分ルールは同じ作家は続けて買わないことにしていたつもりだったのだけれど(水鏡推理シリーズを続けて買ってるので既に守れてないですが)

辻村深月はハケンアニメに続いて2作目を読んでしまった、シリーズでもないのに

手に取ってしまったのはそれだけ自分にとって魅力的な作家だということかなと思った。

他作品も読むかな。