真夜中のプロジェクト

国立研究開発法人ジプシーのぼんやりした日記

The Circle (映画感想文)

日本公開未定作

 

海外出張の飛行機の中で見た。

エマワトソン主演

 

GoogleFacebookAmazonを全部合体させて超すごくなった様なIT企業サークル

にエマワトソンが転職してきて話がスタート。

 

サークル社内では社員がSNS(サークル)を利用して例えば趣味の合う仲間を見つけて週末を一緒に過ごしたりするんだけど、その活動をSNSにアップして良いねを貰いまくるとか、そういうソーシャルでのアクティビティが社員の評価に繋がるというストーリーの最初でもういきなり気持ち悪い世界だと思ってしまった。

 

この世界(というかサークル社)では非公開は悪、公開することが正義ということになっていて支援している政治家が通話もメールも公用、私用問わず全てを公開するとか言い出すシーンもあったり、難病の家族は会社の保健を適用させて治療できる代わりに難病のデータを取得して機械学習創薬に結び付けて儲けるとか色々やってる(データ取得と称してライフログリストバンドと家中に監視カメラを設置して生活をネットで24時間リアルタイム中継)

 

エマワトソンも会社の内部を探ろうとして嵌められて私生活を24時間ライブ中継する世界初の人に祭り上げられてしまう。小型のライブカメラを服に付けて生活するんだけどそれって風呂とかトイレとか恋人とのセックスとかどうすんだ?オラワクワクすっぞ。

とか思ってみてたけどそんなシーンはもちろんなかったw

(就寝時とトイレ入室最初の5分間はカメラがオフになるという説明は流れの中で出てくる)

 

鹿の角で工芸品を作って生活しているアーティストな友達がエマワトソンの不注意でSNSに写真が上がったせいで鹿殺しと言われて炎上してしまって険悪ムード

最終的にはSNSの連中の追跡から逃げようとして事故死してしまう。

 

友達の死をきっかけに復讐しようとしてサークルの社長(トムハンクス)を逆に嵌めていろいろ隠して儲けている事実をばらされて失脚しておしまい。

 

気持ち悪い社会だなぁという感想と最後も社長がいろいろばらされて苦笑いするくらいなので爽快感とかもあまりないし、ギャガ辺りが買い付けて単館ロードショーレベルかなと思う。