TVブロスの人気企画を纏めたもの。
アナログテレビ時代は番組表代わりにずっとTVブロスを買っていたのでうっすらと覚えている。
編集長が変わるたびに少しずつ雑誌としてのカラーが変わるのである時からパタッと購読を止めてしまっていた(とはいえ常に他のTV誌よりはずっとアニメ・ゲームのサブカル寄りではある)
著者曰くジブリを貶しても文章にならない(文字として残らない=書籍にならない)
理由は貶したところで誰も得をしない、むしろ誉めて持ち上げることで売れるシステムを作り上げてしまった鈴木敏夫マジックが凄いと。
なるほど。
宮崎駿の映画は動画としての驚きと感動を見ている人に与えることが目的となっているのでシナリオの整合性やキャラクターの心理線といったドラマ部分は殆どないということも書かれていた。
確かにストーリーを詳細に思い出せる作品って殆どない。
ただ貶してばかりではなく誉める時はちゃんとほめるのでバランスはとれてる
私も宮崎駿は食事のシーンと空中戦のシーンを描かせたら世界一だと思うし水の表現も手放しで素晴らしいのは確かだと思う。
スタジオジブリの全作品について扱っているので他の作品についても書かれていて
高畑勲はクソインテリwだとか。
サラッと読めて楽しかった。