真夜中のプロジェクト

国立研究開発法人ジプシーのぼんやりした日記

クレイジーリッチ(映画感想文)

海外出張復路便で視聴

 

俳優、監督、原作、脚本、みんなアジア系の人ばっかりで固めたハリウッド映画

で公開当時アメリカでも一寸話題になったらしい。

というかハリウッドスターがもうスターとしての魅力がなくなりつつある。

ロバートダウニーJrを見るのではなくアイアンマンを見るとか、クリスエヴァンズではなくてキャプテンアメリカを見るとかキャラクターの魅力が勝っている。というウエイン町山氏の解説が以前あったので、そのような話題性だった様子。(スター俳優を出さずともアジア系の無名俳優ばかりでも客の入る映画は作れるということ)

 

アメリカにとってはアジアは今でも貧乏な人が多くて可哀そうとか思われているが実際には幾らかの人達は既にクレイジーな程に金を持っている(シンガポールは金持ちしかいない)という現在のアジアの状況が伝わって強烈な印象を受ける。

 

アジアの文化なんだなと印象的に感じたセリフがいくつかあった。

アメリカでは個人の自由が優先するがアジアでは自分の子供に将来を残してあげることに命を懸ける

・家族で餃子を包んでそれを料理として出す、アメリカではレンジでチンのホットミールを出すだけだから尊敬されず、年老いたら施設に入れられても当然

いうあたりはアジア人としては納得できることだったけどアメリカの人たちには無い概念だったのではないだろうか?

 

内容は完全なシンデレラストーリーだったのでわかりやすくておすすめ。