真夜中のプロジェクト

国立研究開発法人ジプシーのぼんやりした日記

読書評

・明日僕は昨日の君とデートする

紀伊國屋で買ったけど、アマゾンでベストセラー1位になってた。マジで?

作者はラノベ出身者の様でさらっと一日で読めてしまった。

紀伊國屋のディスプレイで泣けると書いてあったりして読後は確かに二人の関係が切なくてチョットうるっときた。

しかしトリックの根幹部分の説明が曖昧すぎて彼女の視点でみた場合、彼女自身の成長の仕方や時間の流れが私には想像できなかった、ちゃんと説明されていないからそう思うし疑問符が浮かんでしまって感情移入しにくいので再読は無理。

同じ時間を何度も繰り返すというラノベ的世界だというならまだ判るけど、この世界では時間の流れは一方通行で不可逆なのだとすると理解できない部分が出てくる。

あまり考えずにさらっと読むなら二人の記憶と時間が逆向きなので切ないなぁっていうのはわかるので時間つぶしに良いかも。

と思ったのであまり読書しなそうな現在休職中の彼女に進呈。

一日で読めるよと言って渡したのだけれど、それは本を読んでいる人の意見だからと言うので恐らく読まずに捨てるだろうし感想を聞くことは無いかな・・・まぁ良いけど。