・海の見える町
畑野智美
紀伊国屋書店のポップに惹かれて購入。
確か、大人になるほど染みる恋愛物語だったかな?
何かの賞を受賞した前作のタイトル、国道沿いのファミレス、夏のバスプールというタイトルは覚えていて気にしていた作家でした。
20代~30代の地方図書館や児童館で勤務する人たちの恋愛事情を書いていて
各章毎に主人公が入れ替わる、後半に行くほどエグくて特殊な?恋愛事情が描かれるようになってきて加速度的に読むスピードが挙がって一気に読んでしまった。
最後は周囲をかき回して変化させ続けたヒロインの春香ちゃんがやっと少し幸せになれそうなところで終わって読後感もよかった。
巻末の解説を読んで、夏のバスプール読んでみようかな?と思った。
本作は笑顔で終わる恋愛物語、バスプールは泣き顔で終わる恋愛物語らしいしちょっと興味あるかも。