・燃え殻
初回限定のカバーにあいみょんの文字があったので彼女の著作かと思ってしまったが違った。
筆者は私とほぼ同世代なので20代だったころの狂乱の時代が描写されていて共感できることが多く、また情景の表現が独特で美しく最初の数ページを読んだだけで一気に引き込まれてしまった。
現在と過去が絶妙に入り乱れる構成も素晴らしいと思ったのだが、解説を読んだところ筆者はPCが苦手でスマホで書き上げたらしい。
コピペや編集が難しいスマホでこの構成がなされているということは頭の中で既にこの構成があったということでその才能に感服する。
Twitter経由の有名人で140字とはいかないが、割と短めのブロックで構成された文章も読みやすくてよかった。
あいみょんは一応巻末にアンサーソングというタイトルで寄稿文が寄せられていた
これもなかなか良かった。