プレイ時間63時間15分
ピエール瀧問題でセガが本作の販売自粛報道を出したその日は朝から既にAmazonは価格高騰、ヨドバシは販売終了と対応が早かったけどビックカメラはかろうじて報道があったその日はまだギリギリ買えたのでネットで事前予約して定時ダッシュして買ってきた。
龍が如くシリーズは初代を一寸遊んでみて、オープンワールドでサブイベント盛々のアクションアドベンチャーでスタジオは違うけどシェンムーみたいでシステムは面白いと思ったんだけど、ヤクザが嫌いなので主人公の桐生一馬にあまり感情移入できなくてシナリオが苦手で殆ど手付かずでした。
本作は元弁護士で探偵業の木村拓哉(八神隆之)が主人公でシナリオも悪くなさそうなのでそのうち買ってみようと思っていたところ、突然の販売自粛騒動だったので波に乗ったというか踊らされた形になってしまった。
プレイしてみるとメインシナリオは新宿歌舞伎町をモデルにした神室町を舞台にした猟奇殺人事件から始まって、そこにはいろいろな思惑が蠢いていて情報を横流ししてくれる汚職警官やら、地権争いヤクザの抗争かと思いきやアルツハイマーの特効薬を開発した研究者が絡んできたり、論文不正問題や新薬に絡む利権、それに絡む厚生労働省事務次官だとかいろいろ複雑に登場人物が絡んできて飽きさせない展開が続いて一気にクリアまで進めることができた。
サブイベントは大体探偵業で浮気調査だとか迷い猫探しとかでお金を稼げる。
攻略サイトを見ないでサブイベントの全クリアを目指していたけどフレンドイベントがあと残り3人というところで挫折してしまった。
調べてみたらその残りの3人はメインシナリオが面白くてそっちを進めるのに手一杯で一切プレイしていなかったミニゲームをやりこまないといけない(ドローンレースのリーグ戦で優勝、バッティングセンターで全コースクリア等)ということがわかったのでクリア後のデータで暇な時に回収することにした。
ラスト直前にはセーブのおすすめポイントのダイアログが出てきて、それによると長時間のイベントシーンが続くので余裕を持ってプレイしてくださいと書かれていたので時間を計測してみたら、最後の自由時間のセーブポイントからエンディングのスタッフロールが終了するまで約3時間だった。面白かったから良いけど。
セガのくせに先の展開が気になるシナリオでとても面白くてびっくりしたのでシナリオライターを調べてみたら脚本は吉田剛志という人でサウンドノベルゲームの名作「街」の続編でWiiやPSPで出た428〜封鎖された渋谷で〜においてデザイナーにクレジットされていた方で一寸納得。
428も面白かったよなぁ。Wiiで遊んで面白くて特典DVDが欲しくてシナリオ同じはずなのにPSP版も買っちゃったもんなぁ
自分がキムタクになって神室町を歩くのはカッコいいし喧嘩も強いしモテるしでプレイ中飽きることはなかった。価格もこのボリュームなら満足。
ピエール瀧は本当に重要な役割なのでキャラクターの差し替えといってもプリレンダリングムービーまでとなるとかなりの大改修となるので販売自粛からの復帰は難しそうだなぁ。