真夜中のプロジェクト

国立研究開発法人ジプシーのぼんやりした日記

天気の子(映画感想文)

公開2日目なので満席。

 

セカイ系でした。

新海誠は元々エロゲーメーカーminoriのデザイナーだったので当たり前といえば当たり前なのかも。

 

前作のヒットでせっかく出来た一般の客層がこれで離れてしまわないだろうか?

空の彼方で女の子が一人で寂しくしているってAirかな?(これはKey)

というくらいエロゲ界隈でやり尽くされているネタ。

言われてみれば前作も心だけ入れ替わり、タイムリープ等ネタは全て使い古しで新しいギミックは無かったか。

 

田中将賀のキャラは今風で魅力的だし、相変わらずの美麗な背景美術は見ていて飽きることはないけど(溜息が出るほどという表現を使わないのは、シナリオ上仕方ないけどカラッと晴れた青空のシーンが殆どなくてほぼ全編雨が降っているし、終いには東京は雨で水没するので郷愁というかその風景に憧れる要素がない)

 

シナリオが青臭くて辛い部分もいくつかあった。

リアル10代だったら感動できるかなぁ??

リーゼントの刑事が主人公を捕まえたときにウザいと言ったのがまさにこちら側の気持ちと一緒。

 

雲の向こうにあるラピュタにたどり着いてからも色々な仕掛けが作れるのが宮崎駿

ラピュタにたどり着いてもただ落ちるだけしか出来ないのが新海誠

 

事前情報で本田翼は知っていたので、彼女の演技力は推して知るべしなので許容範囲

 

プロモーションとしては雨が長いこと続く2019年のリアルの状況は神がかっていると思った。

 

視聴後の打ち上げ感想会は魚や一丁三光町店

京アニに金を落としまくる支援をすることに決定して解散。