・メアリと魔法の花
スタジオポノックは宮崎駿の辞める辞める詐欺で解散してしまったジブリの受け皿になったのかな?元ジブリのスタッフで固められた新スタジオの一作目。
冒頭のスタジオロゴが線画のメアリの横顔(左向き)でまんまジブリのトトロの横顔を彷彿とさせて、何もそこまできっちり合わせなくても良いだろうにと思った。
ジブリ直系の美麗な背景と丁寧な作画でただそれだけに思えて、劣化ジブリという言葉が浮かんできた。
魔法大学に行っても派手な魔法シーンは殆どないのでなかなか話は盛り上がらないし、終盤敵対関係になってしまう校長とメアリが一緒に並んで全ての魔法を無効化する魔法の被害を見つめている状況とかはなんだかなぁと思ったんだけど、原作があるらしいので幼年文学である原作があのままなら仕方ないんじゃないかな?と思ったりした。
エンディングも平仮名でおわりって出るし、最後の最後までジブリに引っ張られたようにして終わってしまった。スタッフ・キャストが豪華なのは今までの人脈のお陰か。
台風のノルダ(はつまらなかったけどw)のスタジオコロリドの方がよっぽどジブリをうまく消化して自分たちのものにしている感じがあるかなぁ。
米林監督の作品は思い出のマーニーは最後のジブリだと思って劇場で見たけど、TVでも何度かやっている借りぐらしのアリエッティは未だに見たことが無いな。
マーニーも幼年文学が原作だったけど、アリエッティもそうなのかな?