真夜中のプロジェクト

国立研究開発法人ジプシーのぼんやりした日記

そしてボクは外道マンになる

現在単行本で2巻まで出てます。
 
平松伸二の半自伝的作品、昔からあるジャンルですが自分が読んでいた作家の自伝が目に付くようになってきました。等と言いつつ漫画にハマったのは私は二十歳過ぎてからなので平松伸二は全く作品を読んだことが無かったりしますが。。
 
画像ありのレビューはこの辺とか
 
ジャンプ編集部スタッフは変名というか偽名(魔死利戸毒多(ましりと・どくた)等)
まぁDrマシリトくらいはDrスランプで知っていますが・・・
 
大分遅くなってから漫画にハマった程度の薄い知識しかないので初めて知ったこともあり興味深い。
本宮ひろ志武論尊航空自衛隊で同僚だった事は今回初めて知りました。
 
あと、当時ジャンプにあった愛読者賞というのが本当に鬼畜なシステムで漫画家泣かせ。
 

「読者投票で10人の漫画家を選び、毎週1名が読み切りを描き、10週後にアンケート結果で順位を決め上位2名が読者5名(作品の感想文で選ばれる)とヨーロッパ旅行に行けるという・・・漫画家にとっては大変ありがた迷惑な賞である」(原文ママ

 

先のレビューページでDrマシリトの直下、少年ジャンプ第4回愛読者賞発表となっているコマの説明としてそう書かれています。

 

週刊連載と並行してだから確かにありがた迷惑な話しだなぁと。。
幽☆遊☆白書冨樫義博も無理やり2本描かされてそれで嫌気がさしたということを何処かのインタビューで読んだ気がします。
ファンとしてはその週は2本読めて単純に嬉しかったんですけど、まぁ大変だよなぁ。

 

平松伸二ドーベルマン刑事と並行して45pの読み切りを正月休み返上して描き上げて、アンケートでは2位になったのに平松には実績がないという理由で恒例のヨーロッパ旅行がその年は無かったと描かれていました。

 

別にヨーロッパに行きたかったわけじゃないし、むしろ行かないほうがスケジュール的には絶対楽なのはわかっているけどその扱いは何なんだと憤りを感じて悔し涙を流すシーンがその後に続きます。

 
初代担当編集や現在の担当編集者にも気に入らないことがあったりすると怒りを露わにして絶対に許さねぇ~
等と書いてあるのを見るとかなり本気に思えて面白く、見ごたえがあります。
 
2巻はまだドーベルマン刑事連載中なので、彼の黄金期はまだまだこれからというところですよね?
単行本は継続購入しようと思います。