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真夜中のプロジェクト

国立研究開発法人ジプシーのぼんやりした日記

読書感想文

読書

・出版禁止

長江俊和

 

ミステリかと思って読んでた、表面的には猟奇殺人なわけだしミステリといえばそうだと思う。

 

読んでいてひっかかる表現がいくつかあって違和感を感じながら読んでいた。最後の文庫版あとがきまで読んで、その表現そのものがトリックというか作品としてのギミックになっているという事が判った。

 

主人公のルポライターが同棲している彼女を見下ろすとか、いきなり生活雑貨と首都圏の地図を買うとか、二人で車移動してるのに降りるときには助手席のボストンバックをもって出るとか、ドアと扉の表現の違いとか、視覚の死角とか。

読んでいて違和感を感じたのはこの辺かな。

 

面倒くさいので最後まで読んだあとネット検索。

同作家の放送禁止というシリーズは大分解析されているが本作はそれほどでもないという情報と何度も繰り返し読んでいる熱心なファンが大勢いることが判った。

 

ルポライターと被害者女性の名前がアナグラムになっているのがいきなりわからなかったので、ネット検索してなるほどなぁと思った。

 

エヴァンゲリオンが流行った頃の深読み大流行りの頃か同じ作品を何度も読める時間の取れる学生時代だったらハマったかもなぁとは思う。

 

文体や本の装丁、フォントの体裁等そういう表層部分を凝って作品のギミックにする作家さんて西尾維新清涼院流水も勧められて何度か読んだけど、本質であるはずの物語の内容が逆に薄いというか、私の感性が古くてもうオッサンなので性に合わなくてダメだったなぁ・・・

繰り返し読むのは面倒くさいのでもう良いや・・・次行きます、次。

 

ブログなどで考察を公開してくださっている方、どうもありがとうございました。

お陰でモヤモヤがとれたので次のを読みます。