・すべてはモテるためである
こういうタイトルは買うときにチョット恥ずかしい
理由は本文にも書いてあるけど、タイトルから連想されるモテ理論を扱った本に見えるし、そういう本を読んでなんとかしようともがいている男そのものがキモチワルイのでモテない人になる
という事を薄々判っているから。
監督指名でAVを見ることは無いので名前だけ知っている程度
タイトルはやっぱりアオリで内容はかなり砕けた文章で書かれているけど
自分の頭を使ってモテない(キモチワルイ)理由や自分はどのようにモテたいのか
を考えようという事と、なにもないところで考えるのも難しいので具体例を出して
自分がキモチワルイ理由とか自分の理想のモテ方を書いてくれているところも読みやすくてよかった。
自分を持っている=一人でいても寂しくない場所がある人は自信があるのでモテるというのもなんとなく判るし、一人で居ても寂しくない場所は突き詰められる趣味の事で、それに没頭して寂しく感じないのであれば一人でも大丈夫だからモテてなくても生きていける筈であるとか仲間内で群れたりしているライトオタクなうちはまだ本当に一人でいても没頭して寂しくない場所にはなっていないからダメ
という部分は判りやすくて良かった。
巻末の社会学者の國分氏との対談でも最近のリア充非モテという言葉には諦めと僻みが含まれているというのもその通りだと思った。この単語を使うことでそこで思考停止してしまうのが昨今の風潮というか若者の世代?
それではダメだから頭を使って考えよう、ある程度具体例も上げてあげるよというこの本のやり方はとても良いと書かれていました。確かにその通り。
文庫でもう一冊ある(挿絵山本直樹)ので、こちらを読み終わったのでついでに買ってみた。
来週出張の飛行機内で読む予定。