・なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか
自分の人格形成には絶対に育ててくれた人たちが関係し
その親が望まなくても子供は育ててもらう過程で心に穴が空く
(良い穴もきっとあるし、それを本書では大きさや形で表現している)
誰にでもある承認欲求や自己実現を深く見つめなおしていくと、その根本には必ず育ててくれた人物の影響があるというのは確かにそうだと思う。表現方法は違うが、以前読んだ「岡田斗司夫の~」という星海社新書にも同様のことが書かれていた様に思う。
著者の経歴をみたら幼稚舎からの様ですが、慶応大学までいっただけのことはあり、砕けた文章にして結構良いことが沢山書いてある。(ちゃんと謝らないとダメとかね)
これを読んだおかげで、なぜ自分は彼女の嫌がることをしてしまうのか?その瞬間はすっきりするけど後で険悪ムードになって落ち込む時間の方が長くなるのに、なぜそうしてしまうのか?ということを自分を見つめなおすことでわかった気がした。
それを正直に告白して謝って、今回は事なきを得た。と思っている。。。
一応女性向けということですが、男性でも全然対象読者になっていると思う。
・うつくしい人
西加奈子著
主人公、めんどくさいこと考える人だな-と思った。
30過ぎて人目を気にしすぎ、でもまぁ自分もそんな時期はあったかな?
とか思いながら読んでた。
だれも自分のことを必要以上に気にかけてなんていないし
それに気づいて心がどんどん軽くなっていくのは説明し難いけど
自分にもある経験なので、短い話でしたが読後は爽やか。
・舟を編む
文庫化されてたので手にとって読んだ。
読んだのはちょっと前なので薄い感想ですが。
辞書つくるのって大変なんだなーとか、文庫特典?でマジメの恋文が全文?公開
されているけど、あれじゃ確かにわからんけど直ぐに返事をしてくれなかったのは
やっぱり凹むよなぁとか思いながらマジメのマジメっぷりや恋の行方などには
(・∀・)ニヤニヤしながら楽しく読めた。面白かった。
実写映画化されてたはずだけど、見てみようかな?と思った。