・水鏡推理
人の死なないミステリってことで確かにその通りだった。
文庫には書下ろしとなっていて、筆者の公式サイトを見ると、ハードカバーも同時発売という形らしい。
一般職と総合職の違いが今までもよく判っていなかったが(新卒時に同期の女性たちが皆一般職希望と言っていたけど)やっと理解できた。
フィクションだけど一般職は総合職からこんな酷い扱いを受けるのかなー?と思うと
試験で受からなかったとか能力的な問題はあるかもだけど、一般職を進んで選択する理由がよく判らない。
私の新卒当時はまだ昭和の雰囲気が残る古い体質の会社?だったので女性は大体一般職という風潮はあったけどね。
文科省の役人が研究結果を不正に修正して予算を得ようとする悪い人たちを見抜いて暴くというストーリーで扱っている話題が結構新しいのにも驚いた。地震予知とか、自動運転技術とか。
登場人物の会話だけだけど、STEP細胞(ちょっともじってあるけど)なんて話題も飛び出すあたり、2015年10月発行にしては大分話題が新しいと思った。
続編が出るなら買ってみたい。