真夜中のプロジェクト

国立研究開発法人ジプシーのぼんやりした日記

この世界の片隅に(映画感想文)

この世界の片隅に

やっとみた。

公開1か月過ぎても満席・立ち見、新宿テアトルはキャパが狭い。

 

シンゴジラで思い知ったけど、私は同じ映画を繰り返し劇場で見てその都度楽しめるような質ではないし、原作のこうの史代はアクションコミックスで内容を薄く知っているので、これだけ話題になってもこれ以上金も時間もかける気がなかったから窓口で3日前に予約できるタイミングを見つけて株主優待券を使って漸く見れた。

 

劇場にいる人達は本当に何度も見てるのかな?

シンゴジも君の名はもガルパンも2時間強あるし何度も同じもの劇場で見てその時間拘束されるって辛くないのだろうか?

アニメファンだし、近い業界にいたことがあるので応援したいという気持ちは私にも強くあるので、そういう気持ちでなら何度も劇場に足を運ぶというのも理解できなくはないけど、どうせ制作側まではお金回らないよなとか思うと違うところで還元したいなと常々思うので、今回のクラウドファンディングはその点において制作側に対して判りやすく還元されたのではないかと思う。

 

死人も出るけどヒロインとその旦那は生き残るし、戦中戦後の話だけどあまり悲惨にはならない。

あまちゃんを見ていないので偏った意見だけど、のんの演技はあの子がああいった喋り方しかできないなら下手ではない。彼女独特のイントネーションが最初に気になる程度。

 

泣けるという意見もあったと思うけどこれで泣ける人って感受性が豊かというよりアニメ鑑賞に慣れていないか、映画そのものの鑑賞に慣れていないのかなと思ったりした。

 

感動したという意見もあったはずだけど、私には一寸難かしかった。

淡々と丁寧に当時の生活が描かれているので、感情の盛り上げどころが難しかった。

ディティールが細かい(戦後世代なので本当のところはわからない)んだろうなぁという感心はたくさんしましたけど。

 

2時間30分弱だったので疲れた。君の名ははちょっと中だるみしたけどこれは最後まで飽きずに見られた(でも2度目は無理)