真夜中のプロジェクト

国立研究開発法人ジプシーのぼんやりした日記

ツナグ(読書感想文)

辻村深月

 

読み進めていくうちになんかこれどっかで見たことあるなぁと思って調べたら

映画化されていてその予告編をおそらく劇場で見たのだと思い出した

はてなで記録している理由は重複して買ったり読んだりしないようにするための感想文というより読書記録メモとしてなので、読むのは初めてであった。

 

使者と書いてツナグと読む能力者が死者と生者を一晩だけ引き合わせる。恐山のイタコのようなものではなくて死者は肉体と記憶を持ってそのまま(おそらく死者の理想とする年齢の容姿)現れる。

 

最初のエピソードがおそらく飯島愛がモデルで一寸ウルッと来た。(映画版ではカットされているらしい)

その後は死んだ母に会いたい息子や突然失踪して7年経過したので死亡認定された婚約者のエピソードや女子高生嵐と御園のエピソードが続く。

ラストエピソードはそれまでの話とリンクしていてツナグである人物の側からの目線で語られる。圧巻の辻村節はJK嵐と御園のエピソード

 

生者のJK嵐の方からでもラストは実は殺意を持っていたことを私は知っているのよというようなメッセージをツナグに託していたりして一生背負っていかねばならない嵐の今後をおもうと重いなぁとおもったのにラストエピソードでは更に御園の視点になって御園は御園で最後に復讐してやったりと思ったんだろうなと思ったら空恐ろしい感じがした。

 

吉川英治文学新人賞だそうで、ファン目線ですがやはり面白かったです。

原作読み終わったのでアマゾンプライムで映画はこれから見ます。

 

レクイエムの名手ー菊地成孔追悼文集(読書感想文)

菊地成孔

 

電波ロス絶賛継続中なので読んでいなかった本を購入。

判型が少し大きいので電子版で出してほしかった。。。

 

相変わらず軽妙洒脱な文章は読んでいて惚れ惚れする。リスナーとして脳内で菊地成孔ボイスに勝手に変換されるのでそれもまた読みやすさに拍車をかける感じ。

 

追悼文なので縁のある人だと長めというか良い文章だったように思う。

気に入ったフレーズにはやはりマーカーでラインを引くべきだと今更ながらに思う。

後で読み返そうと思っても上手くそのページだけ探すということができなくなってしまった・・・

ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝(映画感想文)

公開2日めに鑑賞

 

金を落として支援する気まんまんなので早めに会場入りしてグッズを確認してみるも

ポスターとパンフレットしか残っていなかった(一応クリアファイルはリストにはあったが完売していた)パンフレットを久しぶりに購入。

 

姉妹編で2篇という感じ

TVシリーズと違ってヴァイオレットが結構能動的に動くのはストーリー的にTVシリーズ後の話なので彼女が成長した証だと思った。

 

情緒的でウルッと来るシーンもありましたが、F-teamの面々と見に行ったので堪えた。

しかし隣に一人出来ていた女性は後半ずっと泣きっぱなしだった。

時節柄内容でハマったのか、京アニの境遇を知ってハマっているのか解らないけど。

 

来場特典はランダム封入の描き下ろし小説。

 

 

Garmin Foreathlete45S 1週間レビュー

Apple Watch初代を中古で買ってからSeries3,4と発表と同時に前のを売り払って

差額でちょっと安く新品を買って使うということをしていましたが、現行のSeries4のバッテリーがそろそろ限界。

睡眠ログもAutoSleepというアプリを買って記録を付けているので寝るときも付けていると、最近は起きたとき既にバッテリーが80%、通勤して仕事して帰ってくる20時ころには残り5%とかギリギリな感じになってしまっている。

 

もう少々我慢すれば毎年9月中にあるAppleの新製品イベントで恐らく新しいSeries5が発表されてその日から発売なのでそこで買い替えのパターンなのだけど

ライフログならGarminだろというBlogをいくつか見つけてしまい読んでしまった。

 

バッテリーが通常使用で5日位持つとか、睡眠ログも取れるとか、自転車通勤とテニスの運動強度が図れたら自分にとっては必要十分なので、久しぶりに違う時計にしてみようかと思った。

 

Garminなので高機能なのは高いしもったいないから安めで8月に発売したばかりのForeAthlete45Sにした。

 

ウェアラブルバイスは光学式の心拍センサーなどが付いてどうしてもでかくなりがちなのでウォッチフェイスが小さいモデルを選択してみた。ソフマップのポイントが山程あるのでソフマップで通販、届くのに5日かかった。

装着した感じはそれほど大きくないので45Sにして正解だと思いました。

到着して1週間経ったのでレビューしてみる。 

 

タッチパネルではなく5つあるボタンで操作をするので、操作を覚えるのにちょっと手間取る。

 

このモデルはConnectIQという専用ストアからウォッチフェイスのみ変更が可能だけれど複数のフェイスをインストールすると失敗する(インストールは1個のみにすることで解決する)

参考ブログ

GARMIN ForeAthlete 45 ウォッチフェイスが変更できない・・・なんとか変更可能に | ギリズム

 

これを機会にメインスマホiPhoneからAndroidに戻そうかと思ってAndroid版のGarminConnectをインストール、体重はNokiaのBT体重計を持っているのでHealthMateアプリ、カロリー計算はMyFitnessPalアプリ、自転車通勤はStravaアプリと連携させてみた。

それぞれの情報はGoogleFitアプリに取り込まれて確認できるみたいだが、睡眠ログが取り込まれない。。。

 

仕方ないので健康管理機能についてはiPhoneに統合することにした

iPhoneにもすべてのアプリがあってアカウント同期されているのでGarminのペアリング先をAndroidからiPhoneへ変更。

Appleのヘルスケアアプリでは睡眠データも取り込んでくれた。

 

Apple Watchは通話に出られたり、メールやLineを全文確認できたりする点は便利だったし、先月iPhoneをなくしかけたときはペアリングが切れているのをApple Watchで気付けたから早めに紛失に気づくことが出来たんだけど暫くGarminを使ってみようと思う。

 

 ちなみにApple Watchは夏季休暇の旅行先の福岡天神のイオシスで傷有り品(Series4から画面サイズが38mm>40mmになって発売直後には液晶保護フィルムがなかったので保護フィルムを貼らずにつかっていた)22000円で売却。

 

富野由悠季の世界(博多旅行)

会場と会期を見る限り、夏季休暇を取得できる福岡会場に行くのが良さそうだと判断したので、JALで作ってしまったカードでもらったボーナスマイルを使って行ってきました。

 

旅行前日に九州北部でレベル5の避難指示が出る大雨が降っていて大丈夫だろうか?と思いながら一応傘を持って羽田空港へ行く(羽田では傘なんて誰も持っていなかったけど)

 

13時ころ博多空港に着いたら晴れ間が出ていた。

空港のフードコートでおおやまのもつ鍋御膳を食べてから移動。

博多市街は地下鉄で3駅、10分ほどとめちゃくちゃ近いので驚く。

 

予約した天神のホテルにチェックインして荷物を預けてから福岡市美術館へ行く。

大濠公園駅で下車して美術館までの道を歩いているとドキドキしてくる。

御大は居ないと判っているのに気持ちが高ぶってきて、あぁ自分はこんなにも好きなんだなぁと思ってしまった。

 

学生証があるので大学生チケットで入場。

後で屋台で聞いたところ3年くらい前にリニューアルして綺麗になったとのことで

建物はかなり新しい。

 

ベルリとアイーダの音声ガイドもせっかくだから600円で借りてみた。

デビュー前の展示が興味深かった。

小学生の時に描いた絵画の展示や詩集、図鑑を模写した研究ノート、大学生時代の映画やデザインをやったという私学連のポスター等の展示はよくぞ取ってあったなという内容でじっくりと眺めた。

 

デビューしてからの展示ではデビュー作となる鉄腕アトム演出回のコンテや海のトリトン赤毛のアンの絵コンテでは高畑勲にガッツリ直されている部分などが展示されていたので面白かった。

絵描きではなく演出家なので脚本や台本、企画書等の文字情報が多いのでちゃんと見ると4時間では足らないので1日では見切ることができない。

 

閉館ギリギリに退出しておみやげコーナー。

すべて課金アイテムなので限定ガンプラとTシャツ2種類(Lサイズしかなかった)、トミスタグラムのアクリルスタンド、F-teamの面々へのお土産としてポストカード5枚、マグネットとステッカーを購入。MGガンプラの箱はデカかったがスーツケースにギリギリ収まったので良かった。

 

夜はホテルのフロントで教えてもらった屋台小金ちゃんに行ってみたけど定休日だったので博多駅へ移動して駅ビルの地下フードコートで軽く飲んで帰る。

 

翌日は晴れ 。

博物館に一応もう1回行くつもりで2泊の予定にしたけど午後にすれば良いかと思いせっかくだから午前中は観光をすることにした。

カーシェアを使おうかと思ったけど運転中は寝たり飲んだりが出来ないので電車移動で水田天満宮太宰府天満宮へ電車でお参り。

 

水田天満宮の裏にはもう一つ日本唯一の恋命を祀る恋木神社というハートマークだらけの恋愛の神社もある。

境内には池があり猫が日陰で涼んでいて、人に慣れきった猫で全然逃げなかったので写真を撮ったりなでたりしてみた。

恋木神社で引いたおみくじは大吉なので持って帰る。

 

帰り道に太宰府天満宮へ行く。

こちらは観光地化されていて人が多かった。

パワースポットとされる天開稲荷社にも行ってみて、おみくじを引いたらまた大吉だったので幸先が良さそう。

 

博多に戻ったら16時くらいだったので博物館は諦めて少し休んでから屋台に行くことにした。

オススメされた小金ちゃんは観光客に人気で行列になるそうなので開店前に並べとガイドブックに書いてあったので18時30分開店らしいので20分ころに行ってみた。

確かに5人ほど並んでいたので聞いてみて並ぶことにした。

目の前に並んでいたのは一人の女性だったので話しかけてみたら彼女も東京から旅行で初屋台だというので思い切って一緒に屋台巡りをしませんか?と声をかけたら乗ってくれたので一緒に回ることする。そういえば人生初ナンパだったかもしれない。

 

イカさんという名前だけ教えてもらったその女性と小金ちゃんの焼きラーメンを食べる(焼きそばの麺が福岡の棒ラーメンになったもの)、2件目は彼女にガイドブックを見てもらって、ふぐ料理の店に行きたいと言うのでふぐちゃんへ移動。

 

ふぐちゃんでは店主が話しかけてくれたり隣に座った地元の男性に話しかけられて色々教えてもらった。

営業許可を取ってない屋台は摘発で大分減らされてしまった事とか、中洲の方の屋台はマスコミが入ってからは追加注文なしで回転率を上げたりなどしているので屋台の雰囲気を楽しみたいのなら天神エリアのほうが良いとか教えてもらった。

 

3件目はふぐちゃんで隣に座った地元男性から教わったジビエ料理店の情熱の千鳥足

譲ってもらった席の左隣には博多美人が座っていてかなり気さくに話しかけられる。

またその屋台の隣はガイドブックに載っていた、フレンチのレミさんちでそこで紹介されたという水原希子似の美人が二人座っていた。

 

左隣の博多美人の反対側は彼女の上司で函館出身の地元の方、私も函館には縁があるので急に仲良くなってしまった。またここでは彼が先導して盛り上げてくれた。

隣で営業しているレミさんちのオーナーがこちらにやってきてビールを飲みだしたりするサプライズもあってここも楽しかった。

 

水原希子似の二人組は姉妹で予定を合わせて東京から旅行で来ているということを聞いたり、博多美人が20代のうちになんとか東京に行きたいと言い出したので、東京では男女がこんなに気さくに話しかけたりする飲み屋は無いよ。と教えてあげたら凄くびっくりしていた。

 

この時点で22時、レイカさんは博多で働いている友人に会うとのことでお開きに。

そのまま帰っても良かったんだけど頑張ってもう一軒行こうとしてガイドブックを取り出して検索。

 

土手煮がある黒竜に行ってみたかったがどうやら営業していないようだったのでえびちゃんという屋台バーに行く。

 

そこではラグビー協会の理事をしている方から名刺を頂いた。

地元サラリーマン3人組が隣りに座って、つまみのおすそ分けをもらったりお酒を少し分けてもらったりしながら、明太子の美味しい店の話や鶏卵素麺の余った卵白からマシュマロを作ってホワイトデーで配る話等をきいたり、このえびちゃんと1件目の小金ちゃんはクッキングパパの漫画に登場したことがあるとかそんな話を聞いたりした。

0時を回った辺りでもう良いかなと思ったので帰宅。

 

3日めは朝の散歩をして警固神社の足湯に浸かる。

おみくじを引いたらここでは凶が出たので結んできた。

前日は大吉ばかりだったのに今朝は凶がでたので高低差ありすぎて耳 がキーンとなった。

 

11時ころ空港に戻って荷物を預けてまた博多に戻ろうかと思ったけどやめて空港内でウロウロ。

展望台で飛行機を眺めてそろそろ戻ろうとしてトイレに籠ったらiPadがなくなっていてかなり焦る!!

しかし展望台のベンチに誰にも取られずにあったので無事に回収できてホッとした。

 

帰りの飛行機は30分遅延。羽田について新宿へ直行してギリギリF-teamの会合に間に合ったのでお土産のポストカードを渡して飲み会に参加

 

 

 

iPhone忘れたけどすぐ見つかった話

今年の夏コミは東京オリンピックで召し上げられた東館が使えない(シャッターが降りていて閉鎖中だった)代わりに新設された南館と西館で開催された。

 

サークル参加したブースがその新しい南館に配置されたのだけれど、通路を広めにとってあったり、天井が低くてその分LED照明が近いので明るいし何よりも空調が効いていて快適だった。

いつもなら夏はクソ熱く、冬はクソ寒い中で汗かいたり凍えそうで震えたりしているんだけど今回は短パンで行ったら汗をかくどころか寒くて一寸困ってしまったくらいだった。

 

ここ数年は16時の閉会までは居ないで早めに切り上げるので15時30分頃退出しました。

初日は平日金曜日でまだ人も少ないし大崎に寄って帰ろうとりんかい線に乗って電車が動き出したあたりでApple Watchを見ると接続なしのアイコンが付いていた。

 

普段は使わないポケットの多いリュックにしたので何処に入れたかわからないからかな?とゴソゴソ探してみるもリュックの中にあれば接続モードのアイコンになるはず

なので紛失が確定。

 

Android(Xperia XZ2)との2台持ちで通話やメール・メッセンジャー等の連絡系をiPhone電子マネー決済系をXperiaと機能を分けていたのでXperiaモバイルSuicaで入場してiPhoneを持っていないことに電車に乗るまで気づいていなかった。

 

大崎で降りて同行していた少年王3号氏に状況説明。

GPSで探せないのか?というのでXperiaからiPhoneを探すのサイトを表示させて確認してみるとiPhoneはビックサイトにあるようだった。

iCloudにログインする際の2段階認証で複数台の電話番号にSMSが飛んだがうまく受け取れず一寸焦ったりした)

 

紛失モードを有効にして電話番号を手元にあるXoeriaの番号を入力してみたら電話がかかってきた。

 

受けてみるとこの電話の持ち主の方ですか?と問われたのでどうやら優しい人に拾ってもらえた様で一安心。

 

電話口はコミケスタッフの方で落とし物コーナーに届けられていると説明をしてくれた。まだ大崎に居るのですぐ戻りますと伝えて少年王3号氏は大崎コミックシェルターで待っていてもらうことにして一人でとんぼ返り。

 

16時45分ころのビックサイトは既に殆ど撤収済みで人もまばらだった。

西館のインフォメーションに行くと落とし物一斉返却コーナーというブースが出来ていた。

 

所定の用紙に記入を促されたので名前と落としたものの情報などを記入して事情を説明すると奥から電話に出てくれた方が端末を持ってきてくれた。

パスコードの解除ができたら本人確認OKにしますよと言われたのでその場でパスコードロックを解除してみせて返却完了。

 

見たところ殆ど無傷だったので撤収作業中に机の上に置いたままにしてしまったのを隣のサークルの方が届けてくれたのだろうと思った。

 

20年以上携帯電話を使っていて一時でも紛失したのは初めてだったのでドキドキしたけどちゃんと出てきて良かった。

iPhoneを探すを有効にしておくとハードリセットしても再起動時にIDとパスワードを要求されるので本人以外は使えないので売ることも出来ないから(分解してパーツとして使うなら別だけど)拾った方も届けるしかないというのはあるかもね。

Androidだと恐らくリセットされて自分で使うか売るかされてしまっていたかもしれないなぁと思った。

 

天気の子(映画感想文)

公開2日目なので満席。

 

セカイ系でした。

新海誠は元々エロゲーメーカーminoriのデザイナーだったので当たり前といえば当たり前なのかも。

 

前作のヒットでせっかく出来た一般の客層がこれで離れてしまわないだろうか?

空の彼方で女の子が一人で寂しくしているってAirかな?(これはKey)

というくらいエロゲ界隈でやり尽くされているネタ。

言われてみれば前作も心だけ入れ替わり、タイムリープ等ネタは全て使い古しで新しいギミックは無かったか。

 

田中将賀のキャラは今風で魅力的だし、相変わらずの美麗な背景美術は見ていて飽きることはないけど(溜息が出るほどという表現を使わないのは、シナリオ上仕方ないけどカラッと晴れた青空のシーンが殆どなくてほぼ全編雨が降っているし、終いには東京は雨で水没するので郷愁というかその風景に憧れる要素がない)

 

シナリオが青臭くて辛い部分もいくつかあった。

リアル10代だったら感動できるかなぁ??

リーゼントの刑事が主人公を捕まえたときにウザいと言ったのがまさにこちら側の気持ちと一緒。

 

雲の向こうにあるラピュタにたどり着いてからも色々な仕掛けが作れるのが宮崎駿

ラピュタにたどり着いてもただ落ちるだけしか出来ないのが新海誠

 

事前情報で本田翼は知っていたので、彼女の演技力は推して知るべしなので許容範囲

 

プロモーションとしては雨が長いこと続く2019年のリアルの状況は神がかっていると思った。

 

視聴後の打ち上げ感想会は魚や一丁三光町店

京アニに金を落としまくる支援をすることに決定して解散。